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2007.10.30

ムスク鹿?

本屋さんをぶらぶらしていたら、「嫉妬の香り」というタイトルの本を見つけたので読んでみました。 香りをモチーフにした小説って少ないように思うのですが、今までに「ドラマティック・ノート(森瑤子・著)」、「スメル男(原田宗典・著)」などを読んだことがあり、いずれもオススメできる作品でした。 もちろん、「香水―ある人殺しの物語(パトリック ジュースキント・著)」も読んでますよ。 

「嫉妬の香り」は辻仁成の作品。 作者が気に入りませんが、まぁ暇つぶしにはいいかと読み始めたのですが、やっぱりダメでした。 物語は、乱暴に言ってしまうと「主人公の男性(優柔不断で嫉妬深い)が、アニマリックな体臭放つ女性と Guerlainの"Jardins de Bagatelle"を愛用している女性双方にフラれ、自殺しようとするけど失敗する情けない話」です。 文章は小難しい言い回しをしている割には内容的にも人物描写も浅はかだったり、つっこみどころ満載。 
で、数あるつっこみどころの中の小さなひとつ。 「アニマリックな体臭放つ女性」の香りが、「ムスク鹿の香り」と表現されておりました。 「ジャコウジカの香り」とか「ムスクの香り」とか「麝香の香り」って普通に書けばいいじゃんっっ! 苛立つマダム。 とにかく全体として、芥川賞受賞作家の作品とは思えないほどがっかり&読後も非常に後味の悪い作品でした。 辻ファンの方、ごめんなさい。

気をとりなおして、Guerlainの"Jardins de Bagatelle"の香り、どんな香りか知らなかったので調べてみました。 1983年発売、香調的にはTuberoseをメインとしたWhite Floralの香りのようです。
【TOP】Bergamot, Violet, Lemon, Flower Calyx note
【MIDDLE】Narcissus, Cassie, Iris, Lily of the valley
【BASE】Vetiver, Cedar, Civet, Patchouli
Narcissus, Cassie, Civetから想像するに、かなりクラシカルな雰囲気の香りなんでしょうね。 このディスクリプションは、Firmenichがスポンサーのサイト「osMoz」からとりましたが、GuerlainのHPのディスクリプションでは、【ミドルノート】チュベローズ、ガーデニア、ジャスミン、ネロリ【ラストノート】ウッド となっており、発売も1979年となっておりました。

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